どもども、737です
バレンタインSS書き終わらなくってお蔵入りなんだ、ぜ……orz
何やら凶暴な気分になってト/ッ/プ/スのチョコレートケーキを買って来ました。
ト/ッ/プ/ス大好き! 美味です!
ハッピー バレンタイン!!
……まぁ何だ、グラハムとカタギリへ、とでもしましょうか。
二人には普段無茶なこと妄想して、
無茶な上に破廉恥なことさせてるから……な。
まぁ今夜はコレで一つ。
よく、好きなキャラや芸能人の誕生日とかにバースデーケーキ買ってお祝いしてる方が
いらっしゃるじゃないですか。
私、ああいうのをやってみたくて堪らなかったのです……!!
やっと願いが叶いました。
大好きなビリグラコンビに、このケーキを進呈…
(次は何ですか、ビリーの誕生日か)
職場のパートさんのお子さんのバレンタイン戦線を聞いて、可愛くて心温まりました。
5歳の息子さんがいらっしゃるのですが(この際だから皆さん子グラで妄想プリーズ)、
「今からお家に行って良いですか?」
と幼稚園で同じクラスの女の子から電話が入ったんですって!
(面倒だから都合よく、子ビリーで妄想プリーズ)
ママ「あらグラハム、ビリー君が今から来るって!何だろうね? バレンタインだからじゃないの?」
グラハム「そんなのキョウミ無いよ!ボク知らないもん!」
と、リビングでテレビに夢中のグラハム坊や。
今日はアンパ●マンの日なのです。
いったいいつになったらアン●ンマンはバイ●ンマンをやっつけて、配下に入れるのだろうか、
と毎週楽しみにしているのです。
や、つーかアン●ンマンはそんな話じゃないから。
しかもジーク・アンパ●マン!と右拳を振り上げるグラハムです。
何だか色々混ざってます。
そんなこんなでパートさんから伺ったお話を元に、95%くらい妄想してビリグラちびっこ妄想。
つづきから、どうぞ。
そんなこんなで、まずはお家の方に訪問の旨を伝えたビリー君。
アポイントメントを取る辺りが大人です。心得ていますね。
でもって10分後、グラハムのお家の玄関先にビリー君がやって来ます。
あらあらまぁいらっしゃい、とお家へあげようとするグラハムママ。
外はさぞ寒かったのでしょう、ビリー君の白い頬は真っ赤に染まり、メガネが少し曇ってしまいました。
でもビリー君は、大丈夫です、ご迷惑になりますので、玄関先で失礼します、
とたどたどしいながらも、大人顔負けの口調でグラハムママの申し出を断ります。
ビリー君はちょっとませていて、大人ぶりたい年頃なのです。
ビリー「あの、グラハムは…?」
ビリー君はきょろきょろと辺りを見回しますが、肝心のグラハムの姿はありません。
玄関のその奥、階段にも洗面所にも姿は見えません。
ただ、一番奥のリビングへ通じる扉から音が漏れていて、どうやらそれはアンパン●ンの今日の放送の
ようでした。グラハムが見ているのでしょう。
しまった、グラハムの好きなTV番組の放送時間の確認をおこたっていた、と後悔するビリー君ですが、
グラハムはア●パンマンを見るのを少しだけやめて、玄関先まで来てくれるはずなど無いと思いました。
だってグラハムはとても我慢弱い子なのですから。
幼馴染のビリー君の訪問と、アンパンマ●。
ビリー君にはいつでも会えますが、今夜のア●パンマンは今夜しか見られないのです。
天秤にかけずともア●パンマンの圧勝でした。
ママ「ビリー君ごめんね、グラハムは何だか恥ずかしがってるみたいで…」
ちょっと申し訳無さそうにするママ。
幾らなんでも告白そっちのけで息子がアン●ンマンにかぶり付き、とは言えない優しいママです。
そうですか…、としゅんとするビリー君。
ビリー君は今日の日の為に、ちょっと恥ずかしかったのですがお母さんにも手伝ってもらって、
手作りチョコレートというものを作ってみたのです!
手作りチョコならカカオを育てなくては…とちょっと勘違いしていたビリー君でしたが、
市販のチョコレートを細かく刻んで溶かして型に入れたり、ケーキの粉に混ぜたりするだけで良いのだと
聞いて、今年はグラハムに作ってあげよう!
と思ったのでした。
ハート型の小さなアルミケースに溶かしたチョコレートを流し入れてみたり、
それにマシュマロを入れたりナッツをトッピングしてみたり。
そして箱も、綺麗な銀色のケースを用意しました。
銀色でピカピカしていてとても綺麗でカッコ良くて、これならグラハムもきっと気に入る、と思ったのでした。
そしてリボンは目の覚めるようなブルー。
グラハムの大好きな色でした。
それでは、残念ですが……、とまたませた言葉を使いながら、ビリー君はチョコレートの入った紙袋を
グラハムママに渡します。
ビリー「これ、グラハムに渡しておいてください!」
赤い手袋に包まれた、小さな小さな手が、両手で紙袋を差し出します。
精一杯背伸びして、そしてメガネも曇らせて、紙袋を差し出す手はプルプル震えています。
ママ「ありがとう、責任もって、きちんとあの子に渡すわね」
ママさんの満面の笑顔と力強い言葉を得て、ビリー君はホッとしました。
一世一代の愛の告白をしようと意気込んでいたビリー君ですが、
グラハムの行動を読みきれていなかったのは自分の失態、ならば今はママさんにプレゼントを託そう、
ママさんから渡してくれるのならばグラハムもきっと、
投げずに捨てずに食べてくれる、と思ったのです。
どうでも良いけど子供の癖に難しい言葉を知っているビリー君でした。
実はビリー君は、グラハム本人にチョコレートをきちんと渡せないだろうな、とも思っていました。
グラハムは最近ビリー君を避けていて、昔のように一緒に遊んでくれなくなったのです。
目が合っても、ぷいっと踵を返して、他のお友達……、
ハワード君やダリル君のところに行ってしまうのです。
ビリー君はグラハムとは少し歳が離れていて、あともう少しで自分だけ幼稚園を卒園してしまうのです。
自分だけランドセルをしょって、小学校へ行ってしまうのです。
今までよりも、もっともっとグラハムと一緒にいられなくなってしまう、
その前に、きちんと言っておきたい、伝えておきたい、と思ったのでした。
そしてとぼとぼと帰るビリー君の背中は、とてもとても小さなものでした。
ママ「ねぇグラハム、ビリー君は帰っちゃったわよ?」
本当に顔見せなくて良かったの? とリビングのドアを開けるママですが、何とグラハムはドアの隙間から
玄関の様子を伺っていたのでした。
ママ「……あんたって子は…、何してるの?!」
グラハム「…なんでもないもん!」
ぷい!とそっぽを向くグラハムですが、ママが持っている紙袋が気になって仕方がありません。
ママ「…ねぇグラハム、ビリー君は何くれたんだろうね?」
悪戯っぽく笑うママですが、グラハムは知らない!とやはりそっぽを向きます。
ママからひったくる様に紙袋を奪うと、ガサガサと音をさせながらグラハムは袋の中を見ました。
中に入っていたのは、銀色の小さな小さな箱でした。
後ろでにやにやしながら見てくるママから隠して、
「ママは見ないで!」
と言いながら、そおっとグラハムは銀色の箱を開けました。
青いリボンをゆっくりとほどいて、銀色の箱を、破かないようにそおっと開け口を押し上げて、
そおっとそおっと、箱を開けました。
グラハム「……」
すると中には、小さなアルミケースに入ったチョコレートがありました。
1、2、3、……全部で7個。
ハート、丸、そして銀色、金色、ピンク、青色、色とりどりのアルミケースに溶かし固めたてチョコレートが
入っていました。
マシュマロやナッツが乗っているのもあります。
そして、これはケーキに白やピンクのチョコレートで字を書くもので書いたのでしょうか。
カタカナで1個、1個に、文字が一つ書いてありました。
グラハムはまだひらがなは勉強中ですが、カタカナなら綺麗に書けるしきちんと読めます。
それをきちんと知っていたのでしょうか。
そこには、
ダ
イ
ス
キ
と、ピンク色の細いチョコレートで文字が書いてあったのでした。
グラハム「ママ!!」
ママ「あらあら、今度はなぁに?」
ママはニコニコ笑いながらグラハムにコートと手袋、そしてマフラーを渡します。
グラハム「……なんで…、」
わかったの? と首をかしげるグラハムに、ママは笑って言います。
ママ「だってグラハム、ビリー君にお礼を言いに行くんでしょう?」
グラハム「……」
外は寒いから、あったかくして行かなきゃ。コートはこれよ、きちんとフード被って行きなさい、
とママは紺色のダッフルコートをグラハムに着せてあげました。
手袋もマフラーも付けて、防寒は完璧です。
グラハム「ママ、いってきま~す!」
グラハムは、ビリー君にもらったチョコレートを手に持って、寒空の下を駆けて行きました。
小さな小さな足ですが、リレーでは誰にも負けたことはありません。
いつも一等賞です。
だから、ビリー君にもすぐに追いつくはずでした。
追いついて、そして言いたいことが沢山あるのです。
ありがとう、と。
そして、
ボクもダイスキ、と。
……そんな感じの子グラ、子ビリーでバレンタイン妄想。
小学校へ行ってしまうビリーとお別れするのが寂しくて、ちょっと冷たい態度を取って、
ビリー君とは距離を置いて、ビリー君と離れる寂しさに慣れようと、
子供心に思っていたグラハム坊や…だったりして。
ていうか四歳差じゃなくなってました。 orz
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